ハーイ ハイロー(@hairo_interest)です。
エギングを始めるにあたって、一番重要なアイテムともいえるリール。
なぜなら、エギングでは誘う「シャクリ」というメインアクションと、イカが抱き着いた時に竿を強くアワせることによって起きる「身切れ」を防ぐために使用される「ドラグシステム」が非常に重要だからです。
安物のリールを使っていては、いざ大きなイカがかかったときにまともにファイトすることが難しくなるでしょう。
今回は、信頼出来るリールを価格別に分類し、4つに絞って紹介します。
ここで紹介しているリールであればキロオーバーのイカがかかった時にもしっかりとファイトすることが可能ですので、是非参考にしてみて下さいね。
~3万円までのモデルの中からピックアップしています。
なお、私が使用しているリールも紹介していますが、全て最新モデルのリンクを貼っています。
目次
【エギング】初めてのリールにオススメ【~1万円】
1.【DAIWA】レブロス 2506
DAIWAのレブロス 2506です。
低価格帯ながら、必要十分の機能と操作性を備えています。
まさにエギング入門にうってつけのリールといえるでしょう。
エアローターを独自の形状に改良することにより、「軽量化」と「回転性能」を向上させています。
また、エギングを始めた頃に度々起こる「ライントラブル」にも強い設計が施されています。
その秘密がエアベールとツイストバスター。

エアベール

ツイストバスター
糸がラインローラーまで流れるように送り出されるエアベールと、ラインローラーにテーパー(先細り)をかけるツイストバスターによって、ライントラブルを大きく減らすことに成功しました。
以下、レブロス 2506の主要な機能です。
・【トーナメントドラグ】ラインブレイクを防ぐためのドラグシステム。
・【アルミスプール】ファイバー強化特殊プラスチック「DS4」を使用。
・【ABS】バックラッシュ他、キャスト時の抵抗を軽減。
・【折り畳み式アルミマシンカットハンドル】収納がよりしやすくなる。
・【ローターブレーキ】ベールオープン時にローター回転にブレーキをかけることにより、キャスト時の反動でベールが戻ってしまうことを防止する。
・【リアルインフィニットストッパー】ハンドルの逆転ガタを解消、タイトな巻き上げを実現。
・【クロスラップ】糸をクロスさせながらボディに巻き付けていくことにより、ラインの食い込みや糸ズレを防止する。
上記で紹介したモデルはレブロス 2506ですが、ギア性能、ハンドル部分の違いにより全部で3モデル存在します。
こちらがハイギアモデルのレブロス 2506Hです。
通常のレブロス 2506は巻き取り量が72cm/一回転。
ハイギアモデルのレブロス 2506H は84cm/一回転。
10cmほど巻き取り量に違いがあります。
そして、もう一つのモデルがレブロス 2606DH。
通常モデルと性能に差はありませんが、ハンドルの持ち手が2つに増えたダブルハンドル仕様になっています。

シングルハンドル

ダブルハンドル
結論、どのリールを選べばいいのかについてですが、ハイギアモデルはたくさんのポイントを数撃ちしたい場合や、早めに巻き取る必要(メタルジグなど)がある場合に効果的なので、エギング用途としてはそこまで優先順位が高くありません。
僕のオススメとしてはダブルハンドルのレブロス 2506DHです。
ハンドルが二つ付いていることにより操作性能が上がりますし、見た目もカッコイイからですね。
ちなみに、シングルハンドルモデルでもダブルハンドルのみを別途購入して取り付けることが出来ます。
レブロス 2506 通常モデル
巻き取り量の多いハイギアモデル
ダブルハンドルモデル
無理して高いリールを買わずとも、満足できるレベルのとても高品質なリールです。
【エギング】機能面で充実のリール【~2万円】
2.【DAIWA】FREAMS 2506【筆者愛用】
DAIWAのフリームス 2506です。
一つ目に紹介したレブロスの上位機種ともいえるフリームス。
倍近い値段の差は「マグシールド」の有無にあります。

マグシールド
マグシールドとは、強い磁性を持たせた特殊なオイルで油膜を作り、水やホコリ、異物の侵入を防ぐシステムです。
ボディ内部に異物が入った状態で使い続けるとリールの巻き心地は下がりますし、リール自体の寿命も短くなってきます。
マグシールドシステムのおかげで回転系のトラブルが大幅に下がり、末永く使用することが出来ます。
レブロスと同じく、エアベールやツイストバスターなどの機能は引き継がれていますが、フリームスに搭載されているドラグシステム「ATD」について紹介します。
価格帯によって大きく差が出てくるのがドラグ。
大きい魚になればなるほど、ドラグの性能差が釣果に直結することも少なくありません。
DAIWAのドラグシステム「ATD」は魚の引きに対して滑らかに追従しながら効き続けます。
滑り出しをスムーズにしたことと作動感に粘りを持たせることによって、ドラグ規定値でも一気に走られることが減り、ファイト中のドラグ再調整の頻度が少なくなりました。
また、性能面ではありませんが、フリームスには全体的にメタリックな作りになっています。
とてもカッコよいのですが、そのメタルボディが仇となり少し重みを感じます。
測ってみましたが、PEラインをしっかりと巻いた状態で丁度240gでした。
マグシールド、ATDシステムを筆頭に多くの機能が詰まっているので言うことなしですが、重量的には少し重めである、ということを念頭に置いておいた方が良いでしょう。
こちらは最新モデル!
3.【SHIMANO】アルテグラ C3000HG
SHIMANOのアルテグラ C3000HGです。
先ほど紹介したDAIWAリールの対抗馬ともいえるアルテグラ。
同じリールですが、デザインが全く違います。
個人的な意見ですが、性能差云々も大事、だけどそれ以上に釣りの楽しさを感じる時って「自分が好きな釣り具を操作している時」だったりします。
この記事では性能面をメインに紹介していますが、正直さほど大きな違いは出ないので迷ったら直感的に好きな方を選ぶと良いです。
それくらいDAIWAのリールもSHIMANOのリールも遜色ない出来に仕上がってきています。
少し脱線してしまいましたが、アルテグラに搭載されている機能を紹介したいと思います。
DAIWAリールの防水システム「マグシールド」に似た「コアプロテクト」。

コアプロテクト
ボディ、フタ合わせ面、スプール、ドラグノブなど随所にシーリングを施し水や異物の侵入をブロックしています。
過酷な条件下でも高い耐久性を誇ります。
アルテグラも重さを測ってみたところ、DAIWAのフリームスと同じ240gという結果に。
しかし、なぜかアルテグラの方が軽く感じるのです。
その秘密は「Gフリーボディ」。

Gフリーボディ
ウォームシャフトをドライブギア上部に設置することで、手元に重心を近づけています。
同じ重さのリール同士で比較しても、確かに体感こちらの方が軽く感じます。
そしてSHIMANOのアルテグラは「大型ドラグノブ」を採用しています。
DAIWAのフリームスと比較する形でお送りします。

DAIWAのフリームス ドラグノブ3cm

SHIMANO アルテグラ ドラグノブ3.5cm
0.5cmの差ですが、ドラグノブの扱い勝手はアルテグラに軍配が上がります。
ドラグノブの高さを比較してみましたが、こちらもアルテグラの方がわずかに高く設計されています。
結論、どっちがいいの!? と突っ込まれそうですが、本当に性能差はほとんど感じられません。
強いて特徴差を挙げるなら
マグシールドとドラグシステムの機能的な恩恵の大きいDAIWAのリール。
重量を感じさせない設計やドラグノブの配置など、ユーザーの使い勝手を考慮したSHIMANOのリール。
デザインという点では、DAIWAのリールは金色のアクセントが要所に施されているため高級感があります。
対するSHIMANOのリールは全体的にメタリックシルバーと黒が基調の落ち着いたデザインに仕上がっています。
どちらを選ぶかはあなた次第です。
【エギング】性能、デザイン共に高いレベルのリール【~3万円】
4.【DAIWA】エメラルダス MX 2508PE
DAIWAのエメラルダス MX 2508PEです。
エギングと言ったら”エメラルダス”を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
性能面はもちろんのこと、エメラルダスのメインカラーであるエメラルドブルーの色味が随所に施されており、デザイン面でも非常に評価の高い一品です。
上記したDAIWAのリールで紹介した機能は全て搭載されていますが、ここでおさらいしておきます。
・【マグシールド】ボディとローラーの隙間にマグオイルの油膜を張ることにより、海水や異物の侵入を防ぐ構造。
・【ATD】滑らかに効き続けるドラグシステム。ファイト中のドラグ再調整頻度を下げる効果。
・【エアローター】負荷を分散させた構造設計により軽量化と回転性能の向上。
・【エアベール】流れるように糸を送り出す設計によりライントラブルを激減させる。
・【デジギヤ】歯面精度を高める事により耐久性の向上。
・【トーナメントドラグ】ラインブレイクを防ぐためのドラグシステム。
・【アルミスプール】ファイバー強化特殊プラスチック「DS4」を使用。
・【ABS】バックラッシュ他、キャスト時の抵抗を軽減。
・【折り畳み式アルミマシンカットハンドル】収納がよりしやすくなる。
・【ローターブレーキ】ベールオープン時にローター回転にブレーキをかけることにより、キャスト時の反動でベールが戻ってしまうことを防止する。
・【リアルインフィニットストッパー】ハンドルの逆転ガタを解消、タイトな巻き上げを実現。
・【クロスラップ】糸をクロスさせながらボディに巻き付けていくことにより、ラインの食い込みや糸ズレを防止する。
エメラルダスMXシリーズはシャワーによる洗浄が可能となっています。海水にさらされたままのリールを手入れせず放置していると、サビの原因となり、リールの巻き心地に影響が出てきます。
釣りを終えて帰ってきた後、シャワーでそのまま洗浄できるのはとても良いですね。
また、このリールには非金属素材「ザイオン」がリールボディに使われています。
軽量素材として知られるマグネシウムよりも軽いザイオンを採用することにより、「軽さ」「強さ」「腐食に強い」この3点を見事に満たしています。
こちらもシングルハンドルモデルとダブルハンドルモデルが存在しますが、ハンドルの持ち手部分の形状が異なっているため、事前に確認しておきましょう。
シングルハンドルモデルは持ち手部分が丸みを帯びており、ダブルハンドルは細い形状です。

シングルハンドルモデル

ダブルハンドルモデル
ハンドル部分は常に触る部分ですので、どちらのハンドルタイプが良いか購入前にチェックしておくことをオススメします。
エメラルダス MX2508 通常モデル
巻き取り量の多いハイギアモデル
ダブルハンドルモデル
ハイギア+ダブルハンドルモデル
エギングにオススメのリール まとめ
高いリールを使っているからといって、目に見えて釣果が上がるようなことはありません。
しかし、質の高いリールを使うと確実に釣りの楽しさが増します。特に釣り具の中でリールにこそ一番お金をかけて欲しい部分です。
今回はたくさん存在するリールの中から、実際に使っているものを含め4つに絞り紹介しました。
ここで紹介しているリールはどれも高品質なものですので自信を持ってオススメ出来ます。
あなたの釣りがより充実するよう願っています。
以上、ハイロー(@hairo_interest)でした!